個人でブログサイトを運営されている方や、企業でWebマーケティングをご担当されている方は、日々、ドメインパワーを意識して運営されていることと思います。
わたしも個人事業で当サイトを運営しており、この記事執筆時点で本格的にブログに着手して5ヵ月程度の初心者ですが、最近、ブログのコツや面白さというものが分かってきましたので、ご参考になればと思い公開することにしました。
この記事はあくまでも、わたし個人がブログサイトを5ヵ月程度運営しての私感になります。
多くの方にとって、参考になる情報と考えていますが、一般的に流通している手法などを否定する考えも含まれていると思います。もし、ご気分を害するような印象を受けたのであれば、読むのを中断してください。
当サイトの運営実績(月間50,000超PV)
当記事は、特に削除しませんが、2021年11月頃より、「ドメインパワー」という指標そのものを懐疑的に感じるようになりました。そして、2021年12月現在、「ドメインパワー」は無意味と確信しています。その根拠は、わたしのサイト運営の経験に存在するのですが、後日、気が向けば記事にしたいと思います。
ひとつ言えるのは、ドメインパワーを意識する必要はまったくありません。
当サイトのドメイン(webs-studio.jp)は、2021/02/25に新規取得しました。ドメインパワーと月間PV数の推移を以下で紹介します。
なお、月間PVについては投稿記事の確認のため、自身でアクセスした件数も数件、含まれていますが、SNS流入は3か月を通じて数件、その他95%以上はオーガニック検索です。
ドメインパワーの推移
PV数の推移
7か月目にアクセスが急上昇し50,000PVを超えました。なお、6か月目まで1つのサイトで複数のジャンル(パソコン・RPA・プログラミング)の情報を発信していましたが、サブディレクトリや新規ドメインを契約して、ブログサイトをジャンルごとに分割しました。よって、記事数のカウントが手間になりましたので、6か月目以降の記事数は割愛します。
収益
Googleアドセンスやアフィリエイトは行っていないため、0円
2021年10月より、Google adSenceを導入しました。ただし、収益は非公開とさせていただきます。
※PV数に比例する一般的な額のため、特に参考にならない。
ドメインパワーを上げる方法
20超えから体感できること
インデックスがかなり早くなります。キーワードの競合性にも寄りますが、投稿した翌日には検索結果に表示されるようになります。また、サーチコンソールでインデックス登録をリクエストしなくても、自動的にインデックスされます。
記事の投稿を下書きではなく「パスワード保護」にした場合でも、意図せずインデックスされて、保護中:という文字がタイトルに含まれた状態で検索結果に表示されることもありました。
後述するキーワードの選定を戦略的に行うことで、ある程度、アクセス件数をコントロールできるような感覚になります。そして、タイトルや見出し(H2)にキーワードを含める効果が体感できるようになります。
ドメインパワーに応じたキーワード
ブログを運営している方ならその存在をご存じかと思いますが、Googleのキーワードプランナーの検索ボリューム・競合性は記事の検索結果に忠実に影響します。
わたしの場合、ドメインパワー26程度であれば検索ボリューム0-10もしくは10-100程度が目安です。1000-1万のキーワードを検索結果に表示させることは困難です。
このように自身のドメインパワーに応じた検索ボリュームのキーワードを選定することは、非常に重要です。これは、後述するTwitterなどのSNS流入に頼っている方は発想そのものが無くなってしまうと思います。
ニーズを探る
Googleのキーワードプランナーでは、あるキーワードに関連してどのような事柄に関心が持たれているのか、調査することができます。また、サーチコンソールでは最近のアップデートにより、どのようなキーワードで自身のブログにアクセスされたか、調べることができます。
アクセス実績の分析と、ニーズの調査・前記検索ボリュームを組み合わせて戦略的に記事を投稿すること。
これがドメインパワーをあげる正攻法かつ合理的な方法と思います。
わたしも当初は調査は行わず自身の書きたい記事を投稿していましたが、ブログが単なる個人の日記ではなく、何らかの収益つまりビジネスを意識している以上、市場のニーズは意識しなければならないのです。
市場のニーズを無視したビジネスには、運が大きく味方しない限り、将来性はないのです。
陥りやすいワナ
ドメインパワーを意識してブログを運営するうえで、陥りやすいワナのようなものがあると思います。代表的なワナは下記の通りです。
被リンク
ドメインパワーに有効とされている被リンクですが、正直、わたしにはその価値が分かりません。
「有益な情報と感じたら被リンクを貰える」という考えに基づいているようですが、実態として個人のブログレベルで、被リンクを得られるか疑問です。これは、ブログ運営者であれば他のブログへのリンクを貼ったことがあるか。をイメージすれば分かりやすいかと思います。
被リンクを意識し始めると、どなたかブログ仲間を見つけてリンクを貼り合う取り引きをしたり、どこかのブログ集合メディアのようなサイトに登録するしかないように思えます。
少なくともわたしのブログサイトは、被リンクを一切意識しておらず、そこそこのドメインパワーを得ていますので、被リンクは重要視しなくてもよいと結論付けています。
そもそも正攻法で考えた場合でも、被リンクは自然的に得られるものであり、意識的に取り組むようなものではありません。
SNS_特にTwitter
ブログを運営するうえで、好相性とも思えるTwitter。ブロガーの中でも利用者は多いと思われます。
なぜTwitterとの相性が良いのか、簡単に説明するため、ブログとTwitterの比較をしてみます。
ブログ
インターネット上に記事を投稿するブログは、ドメインパワーに代表されるサイト自体の権威や記事の内容が重要視され、開設当初やサイトのパワーが低いうちは、検索結果に表示すらされません。
これは、ブログを始めた方にとって、辛い期間となります。
Twitter
前記、ブログとは正反対の性質を持っており、ツイートした内容は時系列で並びます。つまり、アカウント自体にはパワーの概念がなく、当日始めたユーザーであれ、人目に触れる投稿をすることが簡単にできます。
さらに、Twitterには「相互フォロー」の文化があり、フォロワーを増やすことも簡単にできます。
上記のように、誰にも見てもらえない記事を投稿するうちに、虚しくなってSNSを開始する。このようなユーザーはすごく多いのだと思います。
Twitter自体が悪いとは思いませんが、わたしが感じた限りでは、本来、ブログのアクセス数を上げる、ドメインパワーを上げることが目的であるにも関わらず、Twitter内のフォロワー数獲得に目的がすり替わってしまったユーザーを多く見かけます。
これは、わたし自身もTwitterを始めて分かったことですが、Twitterでは「相互フォロー」いわゆる「フォロバ」がマナー化しています。つまり、多くの場合、ユーザーに関心がある訳ではなく、自身のフォロワー数を増やすためのフォローになっている訳です。
何が問題か。
このような実態がある以上、フォロワー数を増やすこと自体、ほとんど意味を成しません。例え、1,000名のフォロワー数を抱えて「記事投稿のツイート」をしたところで、フォロワーの方々は、その記事のテーマに関心が無いのです。
ゴルフに関心が無い方は、ゴルフの記事は読まないのです。
何となくアクセスしてくれても、長々と読んでくれることはないでしょう。これは、Googleアナリティクスの滞在時間を見ればはっきりするはずです。
Twitterには、よい活用方法もあるかと思いますが、少なくともブログの本質が「情報を求めているユーザーと提供する側のマッチング」であるならば、Twitterには没頭しないほうがよいと思います。おそらくどんなにフォロワー数を増やしても、ブログの本質的な市場価値が上がることはないでしょう。
中には連日、100を超えるツイートをするユーザーや、アダルトなネタを投稿するユーザーまで、多種多様な雰囲気ですが、結局のところ、個人のブロガーがTwitter内で発する内容は、おはようございますの挨拶や実績報告、ブログ記事投稿のお知らせ程度でしか無いのです。
ブログの本質はオーガニック検索にあります。市場はSNS上ではなくインターネット上です。
ブログテーマ(ジャンル)への拘り
※Wordpressのテーマのことではありません。
ブログがインターネット上のユーザーの検索ニーズに応えるものである以上、ブログテーマ(ジャンル)というものは非常に重要です。
広告費、アフィリエイト、それぞれ目的は異なると思いますが、現在のブログテーマでよいのか。一度、立ち返ってみてもよいかもしれません。
わたしの場合は、サブディレクトリでも地域情報のようなブログを運営していますが、本サイトのようなテーマに注力した時期から、アクセス数・ドメインパワーともに急成長しました。
そもそも、ブログを始めるきっかけとなったテーマを変更することは考えたくもないかもしれませんが、現在のブログを運営する中で得た知見を活かす意味合いでも、これまでの活動は無駄ではありませんので、サブディレクトリで別サイトを立ち上げるなど、ご検討してもよろしいかと思います。