SUMIFで〇〇以上、△△以下、□□未満の合計を計算する

Excelのデータシートでは様々な集計、分析が行われます。

列や行の合計を計算するケースはとても多いのですが、ある条件に合致するデータのみ合計計算したいケースもあるでしょう。

たとえば、ある数値を基準にしたデータのみを合計計算したい場合などです。

35歳以上の合計値など

この記事では、ExcelのSUMIF関数を使って、〇〇以上、△△以下、□□未満に該当するデータのみ合計計算する数式を紹介します。

目次

SUMIF関数(〇〇以上、△△以下、□□未満)

ExcelのSUMIF関数は文字通り、条件に合致するなら合計計算をするという動きをします。

工夫次第で様々な集計が可能になるのですが、この記事では、SUMIF関数で〇〇以上、△△以下、□□未満の合計計算をする使い方と実例を紹介します。

SUMIF関数の数式(比較演算子)

数式

=SUMIF(範囲,”比較演算子”,合計範囲)
例:=SUMIF(C2:C11,”>=35″,D2:D11)

上記のようにそれぞれの条件判定するセル範囲、比較演算子、合計するセル範囲をカンマ区切りで記述することで、〇〇以上、△△以下、□□未満などの条件に合致するデータのみ合計計算することができます。

SUMIF関数の実例(比較演算子)

下記のイメージ図では、購入者の年齢が35歳以上という条件で購入数の合計を計算しています。後述するように、引数を変更することで、〇〇以上や△△以下、□□というように条件を変更することができます。

[C2:C11]を35以上で条件判定し、[D2:D11]のデータを合計計算
=SUMIF(C2:C11,”>=35″,D2:D11)
比較演算子の記述

SUMIF関数の第2引数に設定する演算子には下記のようなものがあります。それぞれを記述することで、〇〇以上、△△以下、□□未満などの条件指定が可能になります。

引数とは・・Excelの関数で使うカッコの中の記述文のことです。小数点を切り上げるROUNDUP関数を例にすると=ROUNDUP(A1,0)で、セルA1の値を小数点第一位で切り上げしますが、カッコ内の(範囲,桁数)がそれぞれ引数です。※この例では引数は2つ

比較演算子意味
>より大きい
>=以上
<より小さい
<=以下
=等しい
<>等しくない
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