GAFAとはGoogle・Apple・Facebook・Amazonの頭文字をとった単語で、近年の世界市場に極めて大きな影響を与えた4大企業のことを指します。(ガファ・ガーファ)
GAFAは、世界市場にどのような影響を与えたのか?そして、日本には・・?
この記事では、GAFAが世界市場や日本の産業に与えた影響について解説します。
世界最強企業「GAFA」
<プログラミングの重要性>
今回のテーマはGAFAが与えた影響だ!
GAFAの共通する特徴
Google、Apple、Facebook、Amazonの4企業の共通点は、グローバル規模で個人消費者向けにIT製品・サービスを提供していることです。BtoB(企業対企業)のビジネススタイルではなく、個人向けに提供しているのです。
そして、性別や年齢を問わず、幅広く利用される、もはや社会インフラといってよいほど必要とされる存在になっています。
併せて共通するのは、短期間でビジネスを文字通り世界トップクラスに成長させたデジタルテクノロジーに強い創業・経営者の存在でしょう。
瞬く間に世界を席巻
Facebookは創業わずか15年で時価総額5520億ドルを記録した!
これは、ウォルト・ディズニーの過去最高時価総額の2倍以上だ!
インターネット検索エンジンやYoutubeなどによってメディア産業のシェアを奪った。テレビ離れの最大の要因。
- メディア産業
- 広告産業
- 教育産業
Apple
映画や音楽のオンライン配信化。スマホによって多くの既存製品のシェアを奪った。カーナビ、電話通信、CDなどが壊滅状態に。
- スマホ産業
- コンテンツ産業
世界中で繋がるSNSの誕生により、メディア産業のシェアを奪った。
- メディア産業
- 広告産業
Amazon
ご存じの通り、リアル店舗で買い物する必要がなくなるほどの商品数、利便性によって、世界中の小売店のシェアを奪った。
- 小売業
- メディア産業
- コンテンツ産業
GAFAは、どの企業も世界の既存産業を一変させるほどの影響を与えた企業で、「デジタルテクノロジー」を駆使した企業ですが、わかり易くAmazonの例を見てみましょう。
Amazonは、単に何でも買えるインターネットショッピングサイトではなく、商品ごとの過去の購入者の傾向を基に、ユーザーに対して精度の高いレコメンド(おススメ)を行ってきたり、商品レビュー機能を充実させたり、Amazonプライムの各種サービスを武器にサブスクリプションモデルを構築するなど、これまでのインターネットショッピングサイトとは一線を画す戦略を取っています。
GAFAが与えた影響
これは、前節のGAFAが参入した産業を見れば、もう想像がつくのではないでしょうか。
簡潔な説明になりますが、Googleを例にして日本に与えた影響を見てみましょう。
Googleの検索エンジンは、今やインターネット利用者の9割以上が使っています。そして、ヒトが集まる箇所には「広告力」が生まれます。
また、インターネットの広告はユーザーの関心事や地域などに合わせて、表示させることができます。
テレビで無条件に流すCMよりも、インターネット広告の訴求力は圧倒的に高いのです。そうなれば、企業はテレビのCMよりも、インターネット広告に資金を投じるようになります。これが、テレビ業界が衰退した理由です。
その他、インターネットで検索することで、誰でもほとんどの事を調べることができますので、辞書・参考書・図鑑などの出版物にも多大な影響を与えているでしょう。
日本はどうする?
日本は、世界で起こっている大変革に目を向け、自らも変革していく他ありません。
デジタルテクノロジーの波は、これまでITと関係が薄かった産業も飲み込んでしまいますので、安泰した業種はないでしょう。そして、すべての産業にデジタルテクノロジーの活用(変革)が求められています。
※いわゆるDXです。
そして、もう一度世界で競争するために、デジタル人材の育成が急務です。
日本は本気で取り組まなくてはいけないんだ!
あとがき
GAFAは、日本人にとって生活に溶け込んでいるほど身近なテック企業ですが、実は日本の産業にこれ程までに大きな影響を与えていることは、あまり意識されていません。
GAFAは、生活を豊かにしてくれる企業であると同時に、既存産業を破壊する脅威の存在でもあるのです。
日本の産業はデジタル革命が必須であり、それを担うのがデジタル人材なのです。
今日はここまで!