「プログラム」と「プログラミング」。
「プログラム」という言葉は、これまで日常生活でもよく耳にすることがあったかと思います。
- 運動会のプログラム
- コンサートのプログラム
- 同窓会のプログラム
一方、「プログラミング」という言葉は、小学生・中学生の子どもを持つ親の方は、最近から意識するようになったのではないでしょうか。
この記事では、「プログラム」と「プログラミング」の違いについて、易しく解説します。
プログラミングは「プログラム」を書くこと
最近、「プログラミング」について、調べることが多くなったけど、「プログラム」と何が違うんだろう・・少し気になるなぁ
そんなのは簡単だ!
あっ!ウェブズ隊長♡
「プログラミング」と「プログラム」の違いを教えてくれるの?
いいぞ!
そもそも、、プログラムとは
前回の記事で、プログラミングとは、「手順をロジカルに書き出すこと」と説明しました。
プログラムとは、プログラミングによって書かれた指示書のようなものです。例えば、運動会のプログラム例を見てみましょう。
例:運動会プログラム
このように、物事の内容やステップをロジカルに書き出したものが「プログラム」だ!
なるほど!
そして、競技の内容と順番を決める作業がプログラミングね!
素晴らしい!その調子だ!
もっと本格的に
前節では、運動会のプログラムを例にして説明しましたが、小学生で必修化された「プログラム」とは、何か違う気がする・・と感じた方も多いでしょう。
本質的には、「物事の内容や順番がロジカルに書き出されている」という点では、運動会のプログラムもよい例えなのですが、デジタルの世界でいう「プログラム」とは、一般的に下記のように定義されます。
<プログラムとは>
コンピューターへの指示書
身近なプログラム例
スマホ
アプリアイコンがタップされたら、そのアプリを起動しなさい
スーパーマリオ
十字キーの横とBボタンが同時に押されたら、ダッシュしなさい
テレビ
リモコンの電源ボタンが押されたら、テレビを付けなさい(消しなさい)
エアコン
風量アップのボタンが押されたら、1段階、風量を強くしなさい
これらが身近な「プログラム」だ!
本当ね!
どれも身近なものばかりね
「プログラム」を書くことがプログラミング
前節で説明した身近なプログラムは、それぞれの製品に組み込まれたプログラミングコードで制御されています。プログラミングコードとは、下記のように英語で記述されるのが一般的です。
このように、人間が指示する命令をコンピューターに理解させるための手法が「プログラミング」なのです。
でも、小学生の学習でプログラミングコードを意識する必要はあまりない!ここまで意識すると難しくなってしまうからな!
はい!
少し興味が出てきたけど、今は考えないようにしまーす!
学習段階では、コードよりもフローチャート!
このサイトは、小学生・中学生のプログラミング学習をテーマにしていますので、現段階ではここまでの説明にしましょう!
学習の段階では、プログラミングコードを意識するのではなく、 「日常に溢れている事柄をロジカルに書き出す 」力を付ければ充分です。
あとがき
今回の記事では、「プログラム」と「プログラミング」の違いについて、解説しました。
プログラミングコードまで説明しましたので、少し難しく思えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、難しく考える必要はありません。フローチャートを書く練習をしておけば、「プログラミング的思考」が身に付き、プログラミング言語も扱えるようになります。
併せて、全員がプログラミングコードまで書けるようになることが、現在のプログラミング必修化の目標ではありません。お子さまのご関心と習得具合に応じて、どの段階まで学習するのか、お子さまと一緒に考えていけばいいでしょう!
今日はここまでだ!