プログラミングとは、 『何かひとつの処理のまとまり・手順をロジカルに書き出すこと』 です。
そして、プログラミングには学習するうえで超重要な『基本構造』というものが存在します。専門的にプログラミングを学習する訳でなくても、『基本構造』は理解しておく必要があります。
この記事では、プログラミングの『基本構造』について、簡単に触れてみます。
具体的な『基本構造』の説明は、別記事で紹介します。
小学生に教える基本構造
さて!今日は、プログラミングの基本構造に触れるぞ!
お願いね!ウェブズ隊長♡
いつものように初心者向けにね
なぜ大切なの?
まず初めに、プログラミングの基本構造が、なぜ大切なのか?について、説明します。
世の中には、数えきれないほどの「プログラム」が溢れています。当然、「プログラム」はスマホやパソコンにも組み込まれている他、テレビやエアコン、洗濯機や冷蔵庫にも組み込まれています。
そして、すべての「プログラム」には共通する『基本構造』というものが存在します。
『基本構造』は、プログラミングを学習するうえで、避けて通れない概念なのです。
どの「プログラム」にも、共通する『基本構造』があるのだ!
基本構造は3つ
プログラミングの『基本構造』は3つです。それぞれ、簡潔に触れてみましょう!
その1_順次
プログラムは、上から順番に実行されます。フローチャートで例えると、黄色い楕円形からゴールの赤い旗に向かって実行されます。
『上から順番に実行される』これが、基本構造の1つめ「順次」です。
その2_分岐
「プログラム」では、「〇〇の場合は△△する」といった処理を分岐する工程が存在します。例えば、下記のようなものも「分岐」です。
- 急いでいるなら、走る
- 急いでいないなら、歩く
『〇〇の場合は△△する。そうでなければ□□する』これが、基本構造の2つめ「分岐」です。
その3_繰り返し
「プログラム」では、ある条件に達するまで同じ動作を繰り返す工程が存在します。家電製品で例えると、下記のような動作も「繰り返し」です。
冷蔵庫
→ドアが開けられるまで、冷やし続ける。
洗濯機
→タイマーが0になるまで、洗濯し続ける。
テレビ
→電源が消されるまで、映像を流し続ける。
『ある条件に達するまで同じ動作を繰り返す』これが、基本構造の3つめ「繰り返し」です。
この3つがプログラミング学習の基本中の基本だ!
どのように教えればよいの?
なんとなく分ったけど・・
子どもにどうやって教えればいいのかなぁ
簡単だ!
フローチャートを書く練習をするだけでいい!
「順次」「分岐」「繰り返し」は、プログラミングの『基本構造』のため、フローチャートを書くと、自然に含まれるものです。ただし、初期の学習段階では、必ずしも「分岐」や「繰り返し」を含める必要はありません。
実際のプログラミングコードを記述する際には、非常に細かい分岐工程を書かなければなりませんが、学習段階ではお子さまの習得具合に応じていけばよいでしょう。
例えば、公園に遊びにいくまでの日常生活をフローチャートにした場合、「雨が降っているか」や「雨が降りそうな天気か」といった傘を持つ判断や、「寒いか」といった服装を選ぶ判断を含めてしまうと、とても面倒なフローチャートになってしまいます。
子どものプログラミング学習の進捗に合わせて、「分岐」「繰り返し」を教えていくようにしましょう!
あとがき
今回の記事では、プログラミングの基本構造「順次」「分岐」「繰り返し」について、簡単に触れてみました。
この基本構造は、大人がプログラミングを学習するときでも、必ず身に付ける必要がある概念です。わたしは、企業講師としてプログラミングの基本を教えた経験がありますが、「初級編」で教える内容は、今回紹介した「基本構造」です。
そして、今回の記事では抽象的かつ簡易的な内容に留めましたが、小学生の子どもに教えるための具体例などは、後日、別記事で紹介したいと思います。
まずは、プログラミングには3つの『基本構造』があるんだな。と理解しておきましょう!
今日はここまでだ!