2020年度から小学校で必修化されたプログラミング学習。
これからの社会にはプログラミングが大切ということは、何となく理解していても、全員が学習する目的は何なのでしょうか。
この記事では、令和2年2月に文部科学省から発表された資料『小学校プログラミング教育の手引き(第三版)』に基づき、小学生のプログラミング学習の目的を考えてみたいと思います。
ん~・・
将来、プログラマーのお仕事って増えるのかなぁ
どうした!
あっ!ウェブズ隊長♡
小学生でプログラミングを習うってことは、将来、プログラマーのお仕事が増えるのかなぁ、と思って
少し考え方が違うぞ!
よし!今回は、プログラミング学習の目的について説明しよう!
情報と情報技術を活用した問題の発見・解決能力を育成するために、生活の身近な存在としてプログラミングが活用されていることを理解する必要があります。
テレビのリモコンの電源ボタンを押せばテレビが付く仕組みなども、プログラミングを通じて、論理的に教えることが大切なのです。
テレビに限らず、ボタンを押せば家電製品が動き、センサーの前に立てば自動ドアが開くのは、人間が組み込んだプログラムによって作動しているのです。
これらを教えることで、どのような条件で、どのような動きの仕組みが必要なのかを論理的に考えることができるようになります。
身近にどういう例があるのか、書き出してみようっと♡
小学校のプログラミング学習は、「こくご」や「さんすう」のように、独立した教科で教えられるわけではありません。
例えば小学校高学年の算数では「正多角形の作図」、理科では「電気の性質や動き」、そして音楽では「音楽づくり」にプログラミング学習を取り入れることが、指導例に明記されています。
※音楽は小学3年生~小学6年生
これは、社会でも同様で、プログラミングは特定の業種に限りませんので、学習段階でも様々な教科に取り入れるのは、とてもよい傾向と思います。
プログラミングは、普遍的に求められる知識なのだ!
初等教育段階でプログラミングを学習するのは、海外でも同様です。ほとんどの諸外国は、日本よりも早い段階で初等教育にプログラミング学習を取り入れています。
これは前に教えてもらったね!
冒頭で紹介した文部科学省の資料『小学校プログラミング教育の手引き(第三版)』には、下記のように明記されています。
〇将来の予測が難しい社会においては、情報や情報技術を主体的に活用していく力や、情報技術を手段として活用していく力が重要
〇子どもたちが将来どのような職業に就くとしても、「プログラミング的思考」などを育んでいくことが必要
『小学校プログラミング教育の手引き(第三版)』より一部抜粋
なので、プログラミングを学習する目的は、「プログラマーになること」ではないのです!現時点でも、事務職の現場でプログラミングが活用されていることは、以前の記事でお伝えしましたね。
プログラミングは、現代におけるパソコンのように、業界・職種を問わず必要なスキルになると思います。
そして、プログラミングができるだけの「プログラマー」という職種は、現在よりも減っていくとも思います。
AIやIoTに関わる職業であってもプログラミング的思考は必要ですが、あくまでも基本スキルという位置づけであり、プログラミング特化型のポジションは、わたしにはイメージができません。
パソコンを使うだけの事務職がいないのと同様ですね。
変わりゆく社会。
でも、心配する必要はありません!プログラミングとは、世の中で認識されているほど、難しい学問ではないのです。
(難しいと思うけど・・)
がんばります!
今日はここまで!