お子さまにプログラミングを学習させるのであれば、プログラミングに興味を持ってもらうことで、とても効果的に学習を進めることができます。
一方、子どもにとって訳のわからないプログラミングを「プログラミングは、とっても大切なんだよ」と伝えても、中々、興味を持ってくれないでしょう。
この記事では、小学生の子どもにプログラミングに興味を持たせるような教え方について、紹介したいと思います。
う〜ん。
子どもにどう教えたらいいんだろう・・
どうした!
あっ!ウェブズ隊長♡
お家で少しづつプログラミングを教えようと思っているんだけど、中々、子どもに説明できないの
そうか!
なんか、ぜんぜん興味がないような反応なんだよね〜。
よし!今日もいいことを教えてあげよう!
ポイントは、プログラミングに興味を持たせることだ!
小学生くらいの年齢の子どもは、興味のあるなしがハッキリしています。そして、大抵の子どもは、興味がないことには拒絶反応を示します。
低学年の子どもに宿題をさせるの、大変ですよね(笑
一方、興味のあることには目を輝かせながら、夢中になります。そして、大人も驚くほどのスピードで習得し、場合によっては大人の常識を超えてしまいます。
これは、子どもが持っている大きな長所なんです。
プログラミングには、他の教科とは違い、子どもが興味を持つ要素がたくさんあるように思えます。目を輝かせるレベルではないかもしれませんが、まずはプログラミングに興味を持たせることが、大きなポイントなのです。
少しでも興味を持たせることができれば嬉しい!
プログラミングは机に向かって学習するのではなく、まずは、日常的なことを例にして教えるほうがよいのだ!
理科で、お花や昆虫を実際に観察するのと一緒ね!
大人であれば、言葉で説明できなくてもプログラミングって何のためにあるのか、何となく分かっているはずです。
一方、子どもはプログラミングという概念がまったく分かりません。
まずは、下記の記事でも紹介していますが、プログラミングが生活の身近に存在していることから教えましょう。
実際のプログラム製品で教えるのと同時に、子どもが好きなことにプログラミングを重ねることも、とても効果的です。ひとつ、よい例を紹介しましょう!
わたしはミニ四駆世代ですが、ミニ四駆を知らない方のために、カンタンに説明します。
ミニ四駆とは、モーターを搭載したスーパーカーのプラモデルです。基本的に、プラスチックでできたコースでスピードを競って遊びます。(大人でも夢中になるほど、面白い)
スピードが速ければ速いほどよいのですが、コースには必ずカーブがあります。速すぎるスピードでカーブに入ると、たいていのミニ四駆は、遠心力に耐え切れずコースから飛び出してしまいます。(コースアウト)
『スピード』と『カーブ対策』。コース毎に最適なセッティングを試行錯誤して、最速を狙う。
これがミニ四駆の楽しみ方です。
例えば、ミニ四駆が好きな子どもには、下記のような会話をすることで、プログラミングの意味を理解させたり、想像力を刺激することができます。
そして、今回の例では、男の子(名前:こうや)を登場させていますが、大抵の男の子は『最強』という言葉が大好きです(笑
<会話例>
お~い。こうや。
なに~
お父さんな。最強のミニ四駆を作る方法、知っているんだぞ!
どうやって?どうやって?
ミニ四駆にセンサーを取り付けて、プログラミングでカーブの前にスピードを落とすように設定すれば、史上最強のミニ四駆になるんだぞ!
子どもの期待が高ければ高いほど、お父さんの非現実的なアイデアにがっかりするかもしれません。でも、それでよいのです。子どもは空想も好きなため、今度は自分でも考えるようになってきます。
子どものアイデアには、完全な空想だけではなく、うまくプログラミングを付け加えてあげればよいのです。
<会話例>
お~い。こうや。
なに~
お父さんな。えんぴつを削り忘れて学校に行くのを防ぐ方法、知っているんだぞ!
どうせまた「プログラミングでな~」とか言うんでしょ!
そうだ!どうすればいいと思う?
~ 子どもに考えさせます ~
例えば、筆箱の中にセンサーを付けて、削られていないえんぴつがあれば、プログラミングで筆箱を赤く光らせるってのはどうだ?
この例は、IoTのテクノロジーを教えるうえでも、大変よい例と思います。(IoTの場合には、筆箱が赤く光るだけではなく、インターネットを通じて「スマホに通知させる」や「腕時計に通知させる」を加えます)
前章のミニ四駆の例であれば、「カーブの前なら スピードを落とす」。
筆箱の例であれば「えんぴつが削られていなければ 赤く光らせる」。
これは、身近なプログラミング例の記事でも紹介した「こんなとき こう動く」という、プログラミングの超基本となる概念です。
それを組み込んでいるのは人間であり、それがプログラミングなんだ。
ここに気付かせることで、「プログラミングとは何か」を少しづつ理解し、興味も示すでしょう。興味を持たせるためには、子どもの好きなことで例えるのが一番効果的です。
なるほどね~
わたしでも例え話が思いつけばいいけどなぁ
だからわたしは、プログラミングを親も一緒に学ぶことをおススメしている!自然に意識するようになっていれば、色々な日常シーンで例え話も思いつくものだ!