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お墓事やお仏壇事によいとされる『ユンヂチ』とは!?│沖縄の文化

今回紹介するのは、沖縄のお墓事お仏壇事を行うのによいとされている『ユンヂチ』についてです。もう少し具体的に説明すると、お墓を建てたりお仏壇位牌を新調(買い替え)するのに、とてもよい日とされているのです。

目次

ユンヂチとは

そもそも、『ユンヂチ』とは何か?から始めましょう。沖縄では、『旧暦』で行われる行事・神事が多くあります。

代表的な年間行事である「正月」や「お盆」も、旧暦の「旧正月」や「旧盆」のほうが大きい地域・家庭も多く存在しています。

そして、旧暦と新暦はそれぞれの月の暦日数に違いがあります。例えば、旧暦では、1月31日はなく30日までとなっていたり、2月30日があったりします。当然、年単位の暦日数にも差が生じて、具体的には下記のようになります。

  • 新暦・・年間365日
  • 旧暦・・年間354日

この日数を見ていただくとご理解しやすいと思うのですが、旧暦と新暦の年間の日数には11日分の差が生じているのです。そのため、毎年11日ずつズレていく訳ですね!

これが3年分蓄積すると、33日、つまり約1ヵ月分のズレが生じてしまうのです。これは、調整しないといけません!

調整しなかった場合、数年後には旧暦では夏(例えば7月)なのに季節は冬であったり、春に旧盆を行ったりと、季節と暦が一致せず、生活がおかしなことになってしまうのです。

その調整の月が『ユンヂチ(閏月)』なのです。
※考え方(調整)としては、新暦の閏年と同じですね!

ユンヂチ(閏月)はいつ?

『ユンヂチ』約33ヵ月にひと月の頻度でやってきます。前記の通り、旧暦と新暦では、3年間で約1ヵ月分の暦日のズレが生じるためです。

一部で誤解が生じていますが、『ユンヂチ(閏月)』と新暦の閏年の時期とはまったく関係ありません。
※概念(調整が目的)が同じだけです。

具体的に確認されたい方は、2020年5月の(旧暦が掲載されている)カレンダーをご覧ください。旧暦4月30日の翌日は旧暦(閏月)4月1日となっています。旧暦4月のあとにまた旧暦(閏年)4月が続いているのです。

なお、冒頭でお墓事お仏壇事は、この『ユンヂチ』の時期に行うのがよいとされていると説明しましたが、最近では『ユンヂチ』は月単位ではなく、年単位で考えるほうが主流となっているようです。

つまり、旧暦2020年(閏月)4月1日から4月29日の約1か月間と考えるのではなく、旧暦2020年1月1日から12月30日までの約1年間と考えるわけですね!

『ユンヂチ』にも様々な見解があり、「閏月の約1ヵ月間が本当の意味での『ユンヂチ』である。」という地域・ご家庭もあります。

お墓事、お仏壇事によいとされている理由

『ユンヂチ』の期間(最近では『ユンヂチ』を含む旧暦1月1日から12月30日までの1年間)は、あの世からこの世の出来事は見えないといわれており、普段、簡単に変えることのできないお墓事お仏壇位牌を新調(買い替え)するのに最適な時期と考えられているのです。

例えば、本土に引っ越す等の理由で止む無く行う「墓じまい」や、少し騒がしくなってしまう「お墓の改葬」、また「お墓を建てる」ときには日どりを心配しなくてもよい、など、沖縄では『ユンヂチ』の時期にお墓事が取り行われることが多いのです。

一方で、昔ながらの家族構成ではなく生活スタイルも変化したこと等が理由で、お墓事お仏壇事の調整も難しくなり、特に『ユンヂチ』を意識しないという考え方も増えてきているようです。

どちらにせよ、ご家族・ご親族で『協調』しながら進めていくことが、先祖にとって一番喜ばしいことは間違いないと思います!

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この記事を書いた人

沖縄県で、ホームページの制作やメディア運営、アプリ開発などを行っている個人事業主です
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