ご自宅やオフィスなど、これまでは安定していたWifiの接続が急に不安定になることがあります。
Wifiを通じて、インターネットに繋がらない訳ではなく、一応、繋がるもののブラウジングや動画を閲覧していると、Wifiが切れてしまったり、読み込みがされなかったりといった症状です。
そして、しばらくするとまた繋がり、また切断される。
このような状態がある日を境に、継続してしまうことがあります。
インターネットの不具合には、ルーターや端末側の不具合など、様々な原因が考えられますが、Wifiの接続台数が原因になっているケースも少なくありません。
この記事では、Wifiを通じたインターネットが不安定になる症状のひとつの原因であるWifi接続台数について紹介します。
ルーターの接続台数とは
Wifiを使うためには、ルーターという装置が必要です。これは、ご自宅でもオフィスでも同様です。
そして、ルーターには「接続可能台数」という仕様が定められています。

接続可能台数
ルーターは、インターネットの速度の上限や接続台数がそれぞれ異なります。Wifiを使う範囲や台数によって、ルーターのスペックを選択する必要があるのです。
一般に、速度が速く接続台数が多いほど、ルーターの価格も高くなります。
たとえば、当初はスマホとパソコン、そしてFireTVやChromeCastなどの機器だけで十分だった環境に、iPadなどのタブレットやEchoShowなどのスマートディスプレイ・スマートスピーカーが追加された場合、ルーターに接続するWifi機器が増えます。
機種変更後の旧スマホ
前節のようなWifi機器に加え、スマホを機種変更したあと、旧スマホも手元に置いておき、Wifi専用機種として使い続けるユーザーは多いと思われますが、その場合もルーターに接続するWifi機器が増えることになります。
数年でWifi機器は増加する
NetFlixをテレビ等で見るためのFireTVやChromeCast、タブレット、スマートディスプレイ・スピーカー。さらに、PSなどの家庭用ゲーム機、会社から持ち帰ったパソコン。
通常、数年間でWifi機器は増えるパターンが多いでしょう。今は、ウォークマンやテレビ、音声でコントロールする家電用リモコンなど、Wifi機能を使う製品がとても増えています。
当初は、10台から18台程度の接続可能台数で十分だったルーターでも、Wifi機器の増加によって環境に対するスペックが不足するケースは多いのです。
高スペックかつコスパの良いルーター
わたしがこの記事を書くきっかけになったのは、わたし自身の自宅のルーターの買い替えです。
わたしは、ガジェットが好きなため、Wifi機器をよく購入するのですが、いつの間にかルーターのスペックを超過する台数にまで増え、Wifiが不安定になっていました。
<家庭内のWifi機器>
- スマホ・・7台(旧機種含む)
- タブレット・・7台
- EchoShow・・2台
- FiewTV・・1台
- ChromeCast・・2台
- その他スピーカー・・4台
- パソコン・・3台
- 家電リモコン・・2台
これまでは、ルーター(Aterm)を2台接続し、何とか環境を保っていましたが、Wifiの接続が不安定な状態になりましたので、下記のルーターに買い替えました。
01_【TP-Link】Archer AX73/A
わたしが新しく導入ルーターは、無線LANルーターで世界シェアNo1のTP-Linkの製品Archer AX73/Aです。
高速通信規格のWifi6にも対応し、Wifi接続可能台数は驚異の80台です。これだけあれば、会社のオフィスで使っても大丈夫でしょう。また、Wifiの電波範囲も広いため、インターネットの接続も安定します。
これだけの性能を誇り1万円台前半で購入できてしまいます。正直、同価格帯で同等の製品は見つかりませんでした。



今回紹介しているArcher AX73/Aは、一般家庭用としては上位モデルに位置づけられます。80台が多すぎるのであれば、数千円安い下位モデルもあります。
02_【Buffalo】WSR-3200AX4S
様々なパソコンの周辺機器を販売しているBuffaloのルーターも検証してみました。WSR-3200AX4Sです。
高速通信規格のWifi6にも対応し、Wifi接続可能台数は21台です。この台数で十分であれば、本製品も候補のひとつにしてもよいでしょう。TP-Link同様、Wifiの電波範囲も広いため、インターネットの接続も安定します。



個人的には、コスパ・性能的にTP-Linkが圧倒していると思いますが、80台という接続台数が明らかに多いのであれば、ここで紹介しているBuffaloのWSR-3200AX4Sでもよいと思います。(TP-Linkよりも安いです)