パワーポイントを画像として保存する。他、PDFや動画形式も可能

プレゼンテーション資料を作成するうえで、最も使われているソフトウェア「パワーポイント」。

パワーポイントはプレゼンテーション資料のみではなく、制作した各スライドを画像として保存したり、PDFや動画形式で保存することもできます。

画像等で保存することによって、ファイルが改ざんされるリスクを最小化したり、別の資料やWebページに挿入して活用することもできます。また、パワーポイントがインストールされていないデバイス(パソコン・スマホ)でも閲覧することができるようになります。

この記事では、パワーポイントのファイルを画像、PDF・動画ファイルとして保存する方法を紹介します。

目次

パワーポイントを別形式で保存する(画像・PDF・動画)

この章では、パワーポイントを画像やPDF、動画ファイルとして保存する方法を紹介します。

別形式での保存(基本)

①タブの左側にあるファイルをクリック
エクスポートをクリック

エクスポートとは、「出力」を意味する言葉です。この章で説明している『保存』と同義語と考えて差し支えありません。

③エクスポートする形式を選択する画面

以上がパワーポイントのファイルを別形式で保存する基本操作です。以降、画像・PDF・動画形式で保存する方法を紹介していきます。

画像で保存する方法

この節では、パワーポイントを画像形式で保存する方法を紹介します。

①左のウィンドウでエクスポートを選択
次にファイルの種類の変更をクリック

メインウィンドウ内のイメージファイルの種類で、「PNGポータブルネットワークグラフィックス」「JPEGファイル交換形式」が選択できます。それぞれをダブルクリックすることで、PNG形式の画像・JPEG形式の画像で保存することができます。(名前を付けて保存のダイアログが表示されます)

②-1_PNG形式
②-2_JPEG形式
すべてのスライドを画像にして保存するか、選択しているスライドのみに限定するかを選択する
デスクトップに保存された

以上の操作で、パワーポイントのファイルが画像形式(PNG・JPEG)で保存されます。なお、ファイル名を付与する際、拡張子(.pngや.jpg等)は削除しないようにしましょう。

PDFで保存する方法

この節では、パワーポイントをPDF形式で保存する方法を紹介します。

①左のウィンドウでエクスポートを選択
次にPDF/XPSドキュメントの作成をクリック
最後にメインウィンドウ内のボタンをクリック
②PDF形式で保存するためのダイアログが表示される
PDF保存のオプション

前記②のダイアログでオプションをクリックすると、PDF形式で保存する際の詳細な項目を設定することができます。

画像で保存する場合と同様、すべてのスライドをPDFにして保存するか、選択しているスライドに限定するか、ページ範囲で指定することもできます。

また、PDFで保存する対象をスライドにするか、ノートやアウトラインにするかも選択することができます。

③ファイル名を付与したあと、発行をクリック
デスクトップに保存された

以上の操作で、パワーポイントのファイルがPDF形式で保存されます。なお、ファイル名を付与する際、拡張子(.pdf)は削除しないようにしましょう。

動画(MP4)で保存する方法

この節では、パワーポイントを動画(MP4)形式で保存する方法を紹介します。

①左のウィンドウでエクスポートを選択
次にビデオの作成をクリック
最後にメインウィンドウ内のボタンをクリック
画質等の設定

前記①の青枠内の設定項目では、ビデオの画質やスライドのタイミングなどを設定することができます。

ビデオの画質はUltra HD(4K)から標準(480P)までの4種類から選択できます。


その下の項目では、ビデオを作成するときの各スライドの切り替わりのタイミングを設定できます。

パワーポイントで各スライドのタイミング(秒数)を設定していれば、そのタイミングがデフォルトとなりますが、一律の秒数を設定することも可能です。

なお、パワーポイントの各スライドのタイミングが未設定であれば「記録されたタイミングとナレーションを使用する」の選択肢は無効となり選択できません。

②ファイル名を付与したあと、エクスポートをクリック
デスクトップに保存された

以上の操作で、パワーポイントのファイルが動画(MP4)形式で保存されます。なお、ファイル名を付与する際、拡張子(.mp4)は削除しないようにしましょう。

その他の形式

パワーポイントでは、前章で紹介した画像(PNG・JPEG)・PDF・動画(MP4)以外の形式、たとえばGIFやビットマップ形式で保存することもできます。

前章では、ファイルタブからの「エクスポート」の機能を使う方法で紹介しましたが、通常の名前を付けて保存の操作でもファイルの種類を選択することで、様々なデータ形式で保存することができます。

名前を付けて保存でファイルの種類を選択する
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