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プログラミングの独学は難しい?自分に合った最適な方法で学習しよう

プログラミングの学習は「プログラミング的思考」の習得から始まります。

プログラミング的思考の重要性は、以前、別記事で紹介していますが、どのプログラミング言語を学習する場合でも、最も重要かつ根幹的な部分です。

一般的には、「難しい」と認識されている分野ですが、その需要の高さ就職した場合の待遇のよさから、独学で習得に励んでいる方や、これから始めようか迷っている方は非常に多いことでしょう。

この記事では、プログラミングの独学についての現実性と、最適な学習方法の例について、紹介します。

プログラミング独学の現実性

まず、プログラミング独学で習得できるか?について。

これは単純明快な回答を求めるのであれば、「充分に可能」という回答になります。

ただし、プログラミング的思考については、最重要項目として理解し学習に取り組んでいなければ、実務では使えないスキルになってしまう可能性が極めて高いです。

まず、プログラミング的思考から身に付ける学習方法を強くおススメします。


下記の記事でプログラミング的思考の重要性とその理由について、分かりやすく説明しています。


なお、ほとんどの方が同意すると思いますが、プログラミングは向き不向きが顕著に表れる分野です。わたし個人の見解になりますが、下記のような特徴を持っている方であれば、独学でも充分に習得は可能でしょう。

「頭の回転が速い」「頭の中でイメージ図を描くことが得意」「デジタルデバイスの操作にすぐに慣れる」

その他、わたしの経験上、「ゲームが好き(だった)」タイプもプログラミングに向いている傾向を感じます。

余談ですが、(ほぼ)すべてのプログラミング言語は英語で記述します。「英語が得意であれば有利になるのか」、というご質問を時々受けますが、プログラミングと英語力はほとんど関係ありません。例えば、Excelの関数をイメージしてみてください。sumやaverageなど、関数では英単語を使用しますが、英語力との関係性は感じないはずです。

最適な独学方法の見つけ方

この章では、書籍を使って独学することを前提にしています。そして、学習内容を下記の3つに分別し、人のタイプ別にそれぞれの3つのバランス配分の例を紹介したいと思います。

<3つの学習内容>

書籍の説明を読む時間
(学校的勉強)

実際にプログラミングを
触ってみる時間

YouTubeでプログラミングの
解説を観る時間

タイプ:理解が速く行動も速い

特徴

一般的な人よりも理解が速く、直感も優れている。じっくりとした学習よりも実践を好み、実践から学ぶほうが効率的で少し理解したら、すぐに実践に移りたい。

10%
書籍の説明を読む時間
(学校的勉強)

85%
実際にプログラミングを
触ってみる時間

5%未満
YouTubeで解説動画を
観る時間

このタイプの方は、少し書籍を読んだだけで感覚的に初歩の概要を理解します。反面、書籍から得る知識量は高くありません。無理に書籍を読破する必要はなく、最初のプログラミングコードが動いたのであれば、あとはWebの情報で様々なコードを調べて実際に試してみるほうが遥かに効率的でしょう。

Youtubeを5%未満の配分にしたのは、じっくりと説明を聞くことが苦手な方が多いためです。Youtubeの解説動画はどうしても冗長な説明になりがちなため、さっさと自分の思うままにWebから情報収集し、すぐに試したほうが効率的でしょう。

タイプ:じっくり学習する

特徴

いわゆる優等生タイプで学生時代には学校の勉強が得意だった。英語の勉強で例えると文脈から単語の意味を推測することを好まず、辞書で調べるほうが安心する。

25%
書籍の説明を読む時間
(学校的勉強)

40%
実際にプログラミングを
触ってみる時間

35%
YouTubeで解説動画を
観る時間

このタイプの方は、分からないまま物事を進めることに不安を感じる傾向があります。理解できていないことに直面すると、次に進むよりも目の前の疑問を解消することを重視します。ただし、このタイプであっても、プログラミングに関しては実際にプログラミングを触ってみる時間を多くすることをおススメします。

なぜなら、プログラミングを知らない方が書籍から概要を掴めるとは思えないからです。例えば、理科の実験をイメージしてください。まずは実験をした結果を基に、そこで発生した疑問を書籍で調べればよいのです。予測される実験結果を机上で論じるよりも、効率的かつ理解もし易いでしょう。

また、Youtubeの解説動画は有効に活用できるタイプと思いますので、ぜひ活用しましょう。

タイプ:バランス型

特徴

前記の両タイプの中間(バランス)型。どっちか分からない方もコチラ。

15%
書籍の説明を読む時間
(学校的勉強)

45%
実際にプログラミングを
触ってみる時間

40%
YouTubeで解説動画を
観る時間

前記の2例のどちらか、迷ったタイプの方は標準型としておきます。このタイプでも、やはり実際にプログラミングを触ってみる時間を多くすることをおススメします。

先に説明した2つのタイプ別の学習例を参考にしながら、ご自身に合った学習方法を見つけましょう。繰り返しますが、まずはプログラミングを実際に動かしてみることが重要です。

また、Youtubeの解説動画も、ぜひ活用しましょう。

まずは「行動」です!

以上、プログラミングの独学の現実性とおおまかなタイプ別の学習方法について紹介しました。

最後になりましたが、最も大切なのは「行動」です。学習方法の計画は(必要なければスキップし)5分で描き、さっそくプログラミングの学習を始めてみましょう。

独学で進めるのであれば、誰も文句はいいません。最適化は学習を始めたあとに調整していけばよいのです。

下記はプログラミング言語のひとつ「Python」のおススメ書籍を紹介した記事です。Amazonの読み放題サービスでも読めるプログラミング関連の書籍も紹介していますので、ご関心があればご覧ください。

Webs

元事務処理担当者として、プログラミングを活用した業務改善を推進している。プログラマ出身ではない事務職の現場目線で情報を発信。 その他、webs-studio.jpをメインに、複数のブログサイトを立ち上げており、合計で月間10万PVのメディア運営を行っている。 姉妹サイト一覧