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Googleに無料のデータベースサービスはあるのか?に回答します

当記事をご覧になっている方は、Googleが提供する各種無料サービスの中から、データベースアプリケーションをお探しになっているかと思います。

たとえば、Microsoftの「Word」に対応する『Googleのドキュメント』、「Excel」に対応する『Googleのスプレッドシート』、「PowerPoint」に対応する『Googleのスライド』。

確かに、この流れからはAccessに対応するGoogleの何らかのデータベースサービスがあっても不思議ではありません。

この記事では、Googleの無料サービスに「データベース」はあるのか?について回答します。

本件に関し、インターネット上で調べても、「ありそうだけど確定情報が見つからない。」という状況かと思います。当記事でその疑問を解消します。

Googleの無料のデータベースサービス

早速、この章でGoogleに無料のデータベースサービスはあるのか?について、結論を書きます。

結論

多くのユーザーが求めているようなデータベースは、ありません。

Wordのように使える「ドキュメント」、Excelのように使える「スプレッドシート」、PowerPointのように使える「スライド」の流れで、「データベースアプリケーション」もありそうですが、現状ではありません。

あくまでもAccessの代用となるデータベースのことです。次節で説明しますが、商用向けの有料DBMSはあります。

インターネット検索でヒットするのはなぜ?

前節で結論を書きましたが、インターネット上で「Google 無料 データベース」で検索すると、多くの検索結果が表示されるのは事実です。

ただし、それらの情報には「Google Cloud」という単語が表示されていたかと思います。

Googleには無料のデータベースサービスはありませんが、主にビジネス利用を対象としたプラットフォーム「GoogleCloud」で『Google Cloud Database』というサービスが提供されています。

『Google Cloud Database』については、完全な商用DBMSであり、他の「ドキュメント」や「スプレッドシート」のようにお手軽に使えるアプリケーションではないのです。

なお、『Google Cloud Database』は重量課金制という料金体系となっています。

スプレッドシートを活用したデータベース

ここまでで、Googleに無料のデータベースサービスはあるのか?に関する疑問は解消されたかと思いますが、世の中には無料で使えるデータベース(DBMS)がいくつも存在します。

有名どころでは、MySQLやPostgreSQLですね。

これらのDBMSは、他のアプリケーションと連携して利用することもできますので、GoogleのスプレッドシートとMySQLやPostgreSQLなどを連携して、実質、無料の簡易的なデータベースを構築することはできるでしょう。

「どの程度のデータベースが構築できるのか」や、その難易度については、当サイトで検証次第、別記事で公開する予定です。

DBMSとは、Data Base Management Systemの略です。

Webs

元事務処理担当者として、プログラミングを活用した業務改善を推進している。プログラマ出身ではない事務職の現場目線で情報を発信。 その他、webs-studio.jpをメインに、複数のブログサイトを立ち上げており、合計で月間10万PVのメディア運営を行っている。 姉妹サイト一覧