初めての学習におすすめのプログラミング言語はVBAです！その理由は？

現在、ビジネスシーンでほぼ必須の存在となっているMicrosoftのOffice製品。その中でも代表的なアプリは何といってもExcelでしょう。

そして、そのExcelに開発環境が標準で搭載されたVBAは、いわゆる「マクロ」を記述するプログラミング言語として永く愛用されています。

また、VBAがプログラミングスキルを習得する最初のきっかけになった人は、非常に多いと推測されます。

この記事では、初めてのプログラミング学習にVBAを選択するメリットと、その理由を書いてみます。

わたし自身、今では当サイトのようなプログラミングやRPAをテーマにしたメディアも運営していますが、プログラミングを始めた最初のきっかけは30代に独学で始めたVBAです。

入門言語としてのVBA

本来、VBAはMicrosoftのWordなどのアプリケーションでも使うことができますが、実態としてExcelで使うケースがほとんどのため、この記事ではExcel向けの言語として説明しています。

プログラミング的思考

プログラミングをするための言語のことをプログラミング言語といいます。

世界に日本語、英語、中国語というような「言語」が存在しているのと同様に、プログラミングの世界にもプログラミング言語が存在しているのです。プログラミングをするためには、数多くあるプログラミング言語の中からひとつを選択しなくてはなりません。

例えば、JavaやJava Script、C言語、C++、Ruby、Kotlin、Swift、そしてVBA。

ご経験のない方でも、聞いたことがある言語はあるのではないでしょうか？

それぞれのプログラミング言語には向き・不向きがあり、基本的にはその用途に応じて、プログラミング言語を選択します。

さて、ここからが本題です。学習を始める方にとって、非常に大切な内容です。

プログラミングの根幹は、「プログラミング的思考」です。すべてのプログラミング言語はプログラミング的思考のうえに成り立っています。プログラミング的思考さえしっかり習得していれば、基本的にどのプログラミング言語でも対応できるようになります。

「プログラミング的思考」については、別の記事で詳しく紹介しています。当記事の後半でリンクを貼っていますので、ぜひご覧ください。

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VBAなら身近な実例を題材にできる

基本的に、プログラミング的思考さえ身に付いていれば、学習はどのプログラミング言語でも構いません。言語ごとに難易度の差はありますが、概念が異なるほどの差はないのです。

そして、プログラミング言語の学習では「実際にコードを書く」工程に多くの時間を割きます。

パソコンで想像すると分かりやすいですね。初めてパソコンを触る人に、「まずは参考書を熟読しましょう。実際に触るのは、ずっとあとです」ってアドバイスしませんよね？

まずパソコンを触らせながら、基本的な操作概要を教えるはずです。プログラミングの学習もまったく同じなんです。

ここから本題。

「実際にコードを書く」。

多くの方はプログラミング関連の書籍を使って学習に取り組むと思いますが、基本的に実技は書籍に書かれているコードになるはずです。

それ以外の実用的なコードを書こうとしても、題材が思いつかないのです。

VBAならどうでしょう？

普段、仕事で使っているExcelであれば、実際の作業はいくつも思いつくはずです。例えば、「日付を入力する」「今日の日付のファイル名で保存する」「シートをコピーする」「罫線を掛ける」「セル・文字に色を付ける」。

初級的な内容から、フローチャートになるような一連の処理まで、題材は豊富にあるのです。

これが、VBAをプログラミング学習の最初の言語に選ぶ大きなメリットです。

また、他のプログラミング言語のように開発環境を整える必要がありません。Excelのみで始めることができます。

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この記事でも重要と位置付けている「プログラミング的思考」については、当サイトの下記の記事で詳しく紹介しています。「プログラミング的思考」について、よく分からない方はぜひお読みください。

その他、人気ランキングトップクラスの言語「Python」については、キャプテンVBAとよく似た性格の「ミスターPython」が初心者向けに説明していますので、ご関心があればお読みください。