この記事にアクセスした方は、少しだけExcelのマクロに触れてみて「思っていたよりもだいぶ難しそう・・」と感じたか、周囲やグループ内でマクロが組み込まれたExcelをご覧になって、その処理能力に魅力を感じた方が多いかと思います。
VBAをある程度でも習得できれば、会社の業務の効率性は劇的にあがります。人間が数時間かけて行っていた処理がマクロ(VBA)を使えば1~2分で終わることも普通にあります。
特にExcelは、ビジネスで最も使われているアプリであり、必然的に事務作業もExcelに集中します。
これからVBAの学習に取り組むことを考えている方にとって、当記事が有益な情報になれば幸いです。
まず、最初に意識して欲しいことがこちらです。
VBAはプログラミング言語です
VBAを学習するということは、プログラミング言語を学習することと同義語です。簿記や英語を学習するのとは、違う「頭」が必要なのです。
なお、プログラミングと聞いて、真っ先に「画面上に入力された英語の羅列」をイメージした方は、今すぐそのイメージを捨てましょう。悪いイメージと良いイメージを下記で紹介します、
<プログラミングのイメージ>
プログラミングは英語を入力する作業ではありません。そして、数多く存在するプログラミング言語にも、その根幹となる共通点があります。
そうです。大切なのは、プログラミング的思考です。
プログラミング的思考とは、いわばプログラミングの根幹、真髄となる大切な思考法です。
そして、プログラミング的思考とはそれ程難しい原理ではありません。申し訳ありませんが、記事の内容が重複しますので、ご関心があれば下記の記事を読んでいただきたいのですが、VBAを習得したいのなら、まずはプログラミング的思考から学習することを強くおススメします。(遠回りのように思えるかもしれませんが、そんなに学習期間は長くならないはずです。)
プログラミング言語としてのVBAの難易度は、比較的易しい部類といわれています。また、VBAには「日常的に使うExcel上でプログラミングが学べる」というとても大きなメリットがあります。
Excelであれば、実作業の事例が豊富にあり「何のプログラムを作ればよいか分からない」という状態になり難いのです。最初のプログラミング言語にVBAを選ぶメリットについては、下記の記事で詳しく紹介しています。
最後にVBA学習の習得時間について説明します。
正直に書くと、プログラミング言語は他の学習よりも「得意・不得意」が表れやすい分野です。そのため、人により習得時間は大きく変わるでしょう。
早い人ならば、いくつかのサンプルコードを学習したうえで、実際にExcelでコードを書く練習を重ねることで、比較的すぐに感覚を掴めるはずです。1日3時間学習をするとして、30時間あれば、VBAの初歩は理解できるでしょう。
初歩さえ理解できれば、あとは右肩上がりでVBAの習得が進んでいきます。実務でVBAを活用するまでに、そう時間はかからないでしょう。
一方、不得意な方は相当な時間を要するでしょう。人から教わるなど、独学以外の方法も含めて、数か月単位と覚悟したほうがよいと思います。
得意・不得意を問わず、VBAを独学する場合の学習方法について、下記の記事で紹介していますので、ご関心があればお読みください。