この記事では、VBAを使ってExcelのセルの値や背景色・文字色などの書式をクリアする方法を実際のVBAコードも含めて説明します。
VBAでは、セルの値のみをクリアしたり、書式のみをクリア、値と書式の両方をクリアすることが、一部のメソッドを変えるだけで同一の構文で実行することができます。
それぞれのVBAコードを紹介しますので、ご参考になれば幸いです。
この章では、ExcelのセルA1に入力されている値をクリアするVBAコードを紹介します。
object. ClearContents
Sub Sample()
Range(”A1”). ClearContents
End Sub
Sub Sample()
Cells( 1 , 1 ) . ClearContents
End Sub
この章では、ExcelのセルA1に設定されている書式をクリアするVBAコードを紹介します。
object. ClearFormats
Sub Sample()
Range(”A1”). ClearFormats
End Sub
Sub Sample()
Cells( 1 , 1 ) . ClearFormats
End Sub
この章では、ExcelのセルA1に入力されている値と設定されている書式の両方をクリアするVBAコードを紹介します。
object. Clear
Sub Sample()
Range(”A1”). Clear
End Sub
Sub Sample()
Cells( 1 , 1 ) . Clear
End Sub
前章までに紹介したセルの値や書式をクリアするVBAコードでは、セルの範囲を指定してクリアすることも可能です。
Sub Sample()
Range(”A1:A5”). ClearContents
End Sub
セルの書式をクリアするときに使うClearFormatsメソッドは、セルに設定されている罫線もクリアされます。
Sub Sample()
Range(”B2:E8”). ClearFormats
End Sub