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UiPathはSAPの自動化に最適解なRPAか?対応状況を整理・紹介 – RPAの本質とプログラミング的思考
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UiPathはSAPの自動化に最適解なRPAか?対応状況を整理・紹介

UiPathは海外のテック企業らしく非常にスピード感のある企業体で、世界にRPAを広めるための案件に矢継ぎ早に着手しています。

今回の記事のテーマである「SAPの自動化」にも積極的に取り組んでおり、実際にプレスリリースにおいても、過去、何度かその取り組み内容を発表しています。

なお、現時点で日本国内で利用されているRPAソフトウェアにおいて、SAPの自動化に積極的に言及している製品は、UiPath以外に見当たらないようです。

詳細は割愛しますが、RPAソフトウェア「BluePrism」SAP業務の自動化に取り組んだ事例に携わったことはあります。

UiPathSAP対応状況について、簡単に整理したいと思います。

SAPへの対応状況

SAPオートメーション

UiPathは、UiPathSAPを連携するための「SAPオートメーション」に積極的に取り組んでいます。多くの主要なSAPソフトウェアとの互換性を保ち、大量のデータを正確に速く処理します。SAPUIオートメーションにも対応しています。

参考

国内でUiPathとシェア争いをしているWinActorは、わたしが知る限り「画像認識」でしかSAPを操作できません。通常、UI認識と画像認識を比較すると正確性や処理の速度に大きな差が生まれます。

<一例>

Studio内のSAPアクティビティ

SAPコンポーネント

UiPathには、SAPオートメーションで使えるSAP用のコンポーネント(ライブラリ)が多く提供されています。2020年1月の発表時点で100を超えるコンポーネントが公開されています。

「汎用モジュール出力データ格納」や「テーブルデータ出力」、「銀行マスタ登録」、「ユーザロール登録」など、比較的汎用性が高いと思われるコンポーネントも多くあります。これらの開発元は日本のチームとなっており、UiPathユーザーはすべて無料で使うことができます。

SAP社とパートナー契約

UiPathは、SAPのPartner Edgeのシルバーパートナーとなっており、下記の2点で認定を取得した最初のRPA企業です。

BAPIへの対応

UiPathは、SAPに標準搭載されているBAPI(汎用的なインターフェース)に対応していますので、BAPIを用いて実行する処理も正確に速く実行することができます。

当章の参考元

まとめ

今回の記事では、世界的に使われているERP「SAP」UiPathの連携情報について、紹介しました。

記事のテーマであるSAPに最適解なRPAか?については、明確な根拠は示せない、他のRPAソフトウェアの取り組み状況を確認する限りでは、これほど積極的なRPAはありませんので、最有力候補と考えてよさそうです。

試しに、インターネット検索で「RPA SAP」のワードで検索してみましょう。ほとんどUiPathの情報しか表示されないはずです。

なお、SAPに関してもかなりの熟練度・専門性が求められる大型のERPとなりますので、当記事でもこれ以上の解説は困難です。

UiPathのパートナー(代理店)でも、UiPathSAPの連携状況について、詳細に説明できるパートナーは多くないと思われますので、まずは信頼できるパートナーを見つけることから始めてみましょう。

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