Appleの超人気のイヤホン、AirPods ProはiPhoneやiPadと接続して使う機会がほとんどかと思います。
一方で、近年、Zoomを始めとしたオンライン会議が浸透しています。例えば、ご自宅でZoomの会議を行う場合には、パソコンのスピーカーから会議の音声が聞こえてしまうのを望まない方もいるでしょう。
今回の記事では、大人気のAirPods ProとWindowsパソコンを接続して、Zoom会議を行うことの実用性を検証してみました。
AirPods Proとパソコンを接続する
Windowsのパソコンは標準的にBluetoothに対応していることを前提にしています。
<操作手順>
AirPods Proをペアリング状態に
この時点でAirPods ProとiPhone(iPad)との接続を切り、背面のボタンを長押ししてAirPods Proをペアリング状態にしてください。
遅延などの実用性
Bluethoothコーデック
一般的なWindows10のパソコンであれば、BluetoothコーデックはSBCかAptXになります。一方で、AirPods ProはApple製品との利用を想定されているため、SBCかAACです。
つまり、WindowsのパソコンとAirPods Proを接続する場合には、現状、SBC接続のみ対応となります。
遅延状況
前記の通り、WindowsパソコンとAirPods ProをSBCで接続しての検証となりましたが、意外にも音声の遅延はあまり感じません。おそらくZoom自体がそれほど解像度が高くないためか、NetFlixやYouTubeの高画質動画を見ている時とは、だいぶ違う印象です。
遅延状況については、実用の範囲内と思います。
マイクの性能
AirPods Proはマイクの性能にも定評がありますので、検証前から問題ないと考えていましたが、期待を上回る効果がありました。
Zoom会議の相手からは、「パソコンのマイクを使うよりも遥かに聞き取りやすい」との感想がありました。ここは本当に素晴らしいですね。
マイクの性能はパソコンのマイクを大きく上回る結果でした。
ノイズキャンセリング、その他
AirPods Proは高いノイズキャンセリング性能を誇ることでも有名です。
わたしも購入初日にAirPods Proを装着したとたん、扇風機やエアコンの稼働音が消え、「あれ?扇風機が止まった」と本気で思いました。
お話をZoomに戻します。Zoomの会議でAirPods Proを使う場合でもノイズキャンセリングは有効に機能します。
会議に集中しやすいと感じる一方、周囲の音が聞こえず画面を注視することに不安を感じることもありました。例えば、会社であれご自宅であれ、おそらく会議室(部屋)のドアを開けられたことにも気付けません。
これは、会議をするときの環境や個人の好みによると思うのですが、わたしはオンライン会議中であっても、ある程度、周囲の雰囲気は感じていたいため、ノイズキャンセリングは不要です。
わたしにとっては、下記のようなインナーイヤー型がベストです。
True Air2+
最新モデル
あとがき(ZoomとAirPods Pro)
今回は、AirPods Proとパソコンを接続してZoom会議を行うことの実用性について、記事にしてみました。
AirPods ProはApple製品との利用で真価を発揮するイヤホンのため、あえてWindowsで使うメリットは感じませんが、「Zoomでも使えるから」を理由に購入に踏み切れるのかもしれませんね。