近年、オンライン会議が流行してきたとはいえ、まだビジネスの世界では他県への出張が完全に無くなることはありません。
そして、テレワーク・モバイルワークの需要の高まりにより、企業のパソコンはデスクトップ型からノートパソコン型に移り変わりつつあります。
飛行機を利用する出張の場合、普段使っているノートパソコンを持っていく機会も多く、また就業時間内に移動することが多いことから、機内でもパソコンを使いたいという方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、主な国内線の機内でパソコンを持ち込んで使ってもよいのか、について紹介したいと思います。
どの国内線でも持ち込み可能
結論から書くと、各国内線の航空会社はパソコンを飛行機の機内に持ち込むことを許可しています。
正確には、パソコンは、スマホやタブレットと同じく「電子機器かつ貴重品」として扱われており、手荷物として預けるのではなく、機内に持ち込むことを推奨しています。
各航空会社のパソコンの扱い
貴重品やこわれやすいもの(楽器・絵画・ガラス製品など)、パソコンやカメラ等の電子機器(*1)は、お預けになる手荷物の中に入れずに機内にお持ち込みください。
引用:ANAの公式ページより部分抜粋
貴重品に該当するパソコン・タブレット端末はお手荷物としてお預けにならず、機内へお持ち込みください。各空港の保安検査場に備え付けのトレーにパソコン・タブレット端末を取り出したうえで保安検査をお受けください。
引用:JALの公式ページより部分抜粋
ANA、JAL以外の「スカイマーク」「エアドゥ」「ソラシドエア」などについても、パソコンを機内に持ち込むことを制限している航空会社は見当たりませんでした。※2021/12/21時点
ただし、バッテリーのサイズによっては、飛行機の機内への持ち込みが制限される場合がありますので、各航空会社の公式ホームページで調べてみることをおススメします。
機内でインターネットはできるのか
ANA、JALについては、機内で無料WIFIを使うことができます。※国際線はファーストクラスのみ無料
ただし、国内線については離陸直後の約5分間、および着陸前の約5分間は、WIFIの提供が停止されます。電波を発するすべての電子機器は電源をオフにするか、電波を発しない状態にする必要があります。
機内のインターネットの速度は?
ANA、JALの機内で提供されるWIFIの通信速度は速くありません。場所や機内の乗客数によっても変化すると思いますが、数Mbps程度の速度と考えておきましょう。
Kindleなどの電子書籍やNetflix、Amazon Primeビデオといった大容量のデータ通信を必要とするサービスであれば、事前に電子書籍や動画などをパソコンにダウンロードしておきましょう。
なお、Bluetoothなどの完全ワイヤレスイヤホンは機内でも使うことができます。(離発着時を除く)