パソコンは、内部に多くの部品が搭載されており、使用している間に電気が帯電してしまうことがあります。
画面がブラックアウトしてしまったり、チラつき・ノイズが発生してしまう症状の他、動作が重くなってしまったり、マウスの挙動がおかしくなるのも、帯電が原因かもしれません。
でも、帯電してしまったパソコンは故障状態ではなく、正しい手順を踏むことで放電することができます。
この記事では、パソコンの放電のやり方と放電に伴う時間、ノートパソコンの放電可否について紹介します。
デスクトップ型パソコンの放電のやり方は簡単です。
電源ケーブルを含めて、パソコンに接続されているすべての機器を外して、5分程度、放置するだけです。
「一晩中放置した」という情報もお見かけしたことがありますが、パソコンの放電は1分~5分程度で済むといわれており、それ以上の放置は効果がありません。
ただし、USBマウスのドングルや無線子機などの小さな機器も含めて、すべて外してください。
5分程度経過したら、接続されていた機器類をすべて取り付けて、通常通り起動し、症状が改善しているか確認します。
デスクトップとは異なり、ノートパソコンはバッテリーを内蔵しているため、放電の手順が少々異なります。
また、バッテリーが簡単に取り外せる場合と裏蓋の中に収納されている場合でも、放電の対応が異なります。
まず最初にノートパソコンのバッテリーを取り外します。
その後の手順は、前章デスクトップ型の放電の手順と一緒のため、前章をご参考ください。
バッテリーが取り外せないノートパソコンの場合は、放電可否はメーカーに依存します。
バッテリーを外さなくても、電源ボタンを15秒長押しで放電できるなど、メーカーや機種によって異なりますので、ご自身のパソコンのメーカーとモデルを元に、調べてみるとよいでしょう。
なお、ノートパソコンで裏蓋の中にバッテリーが収納されていても、ネジを外すだけでバッテリーを取り外せるモデルもありますが、素人がパソコンを分解することはおススメしません。