2021年現在、プログラミング言語の人気ランキングで1位～3位に位置づけられるPython。
※ランキングは様々な機関が調査するため上記のような表記にしています。
この記事では、そのPythonの特徴や得意分野のようなものを説明します。初心者向けに！
Pythonとは？
事務職さんん～・・これがいいのかなぁ
Mr.パイソンどうした！
事務職さんあっ！Mrパイソン♡
ちょっとプログラミングを勉強したいんだけど、何を勉強すればよいのか迷っているの。
Mr.パイソンそうか！
事務職さんこのPythonって最近よく見かけるんだけど、どういうものなのかなぁ。と思って。
Mr.パイソンなるほど！
プログラミング言語には得意・不得意な分野があるからな！
じゃあ、Pythonについて、説明しよう！
Pythonの歴史
Python（パイソン）とは、1991年にオランダのプログラマーによって開発されたプログラミング言語です。
COBOL（1959）やC言語（1972）などと比較すると、歴史の浅いプログラミング言語です。なお、Pythonの最新バージョンは2019年にリリースされた3.8。現在で約30年の実績があり企業・個人問わず使われているプログラミング言語です。
ライバルとされているプログラミング言語「Ruby」の影響もあり、実は日本では、2010年代中盤まであまり活用されていませんでした。きっかけとなったのは、AIを筆頭とするデジタルブームです。
Pythonは、機械学習・深層学習（ディープラーニング）に向いていることから、AIブームにより人気が急上昇しました。
Mr.パイソン今では人気ランキングトップクラスだ！
事務職さんそうなのね♡
Pythonの３つの特徴
スクリプト言語（可読性がよい）
プログラミング言語は世界共通の言語です。そのため、日本語の文法が取り入れられている訳ではありません。
一見して、自然言語とは程遠く、よく分からないプログラミング言語は、実際はとても合理的に書かれたコンピューターへの指示書なのです。
（Pythonじゃないよ！）
でもPythonは、「可読性（読みやすさ）」を重視して作られたプログラミング言語で、他の言語と比較するとシンプルで分かりやすい構文となっています。
事務職さん初心者にとっては、どれも難しいよ・・
Mr.パイソンよろしい！比較して見せよう
下記は、2+5の結果を画面に表示させるためのプログラムコードです。JavaとPythonで比較してみましょう。
Java
public class Main{
Public static void main(String[] args) {
System.out.println(2+5);
}
}
Python
print(2+5)
事務職さん驚き！！こんなに違うんだね
Mr.パイソンそうだ！
インタープリタ言語
Pythonは、インタープリタ方式となっていますので、気軽に実行して動作検証することができます。また、エラーが潜んでいる箇所を発見しやすいのも特徴です。
オブジェクト指向言語
Pythonはオブジェクト指向言語です。プログラミングのメンテナンスもしやすく、また他の多くのプログラミング言語もオブジェクト指向言語ですので、汎用性があります。つまり、他の言語を習得するときにも応用がしやすいメリットがあります。
事務職さんやっぱりプログラミングって難しそうね。。
Mr.パイソンうむ！コツを教えよう！
「初めは概念だけを勉強し過ぎないこと」だ！
まずは、プログラミングに触れることを優先するんだ！
Mr.パイソンのいう通り、初めは概念のことは考え過ぎなくていいです。極端にいうと、そんなものどうだっていいんです！「車の動作の仕組み」のようなものです。知らなくたって運転はできるでしょう❓
充実したライブラリ
Pythonはライブラリが充実していることも有名です。プログラミングのライブラリとは、「機能をパッケージ化したもの」と理解してください。イメージしやすいように、Excelで考えてみましょう！
アナタは合計関数を知らないこととします。ExcelのA1からA8のセルの合計を計算する式（プログラム）が欲しい！
このような場合に、ライブラリ上で欲しい機能がパッケージ化されて提供されていると便利ですよね❓
プログラミングのライブラリとは、このように機能の貯蔵庫のようなものです。
ライブラリは、どのプログラミング言語にもありますが、Pythonではユーザー数に比例してライブラリの数が多いことで有名です。特に、機械学習・深層学習（ディープラーニング）のライブラリが充実しているようです。
Pythonの将来性
この記事でも紹介している通り、PythonはAI、機械学習・深層学習（ディープラーニング）分野に強く、事実上の標準プログラム言語（世界的に）です。
これは、深層学習などで使われるほぼ全てのフレームワークがPythonを対象にしているためです。もちろん、AIの分野は、今後、最も成長するIT領域のひとつであることは論を待ちません。
Pythonの将来性は、この事実的根拠に基づいています。
Pythonのまとめ
ここまでお読みいただいた方は、Pythonの特徴や魅力、将来性についてご理解いただけたかと思います。
スクリプト言語のため、初心者にとっても学習しやすく将来性も高い、実際にプログラミングの求人を調べていただければわかりますが、ニーズも極めて高いです。
Amazon等で書籍も充実していますので、これからプログラミングを学習したい方にはおススメの言語です。
ただし、すべての分野において満点の万能プログラミング言語は存在しませんので、スマホアプリを開発したいのであれば、JavaやKotlin、Swift、Webアプリ開発に特化したいのであれば、PHPなど、分野ごとでおススメも異なってきますので、ご自身の希望・用途と合致したプログラミング言語を調べてみましょう！
Mr.パイソン今日はここまでだ！