わたしは職業柄、プログラミングやパソコン関連の本を読む機会が多いです。
今回は、近年、人気ランキングトップクラスのプログラミング言語であるPythonを学習するためのおすめ本を5冊、紹介したいと思います。
プログラミング言語は、実際に触ってみるのが一番の近道ですが、本を併用することで、効率がグンとあがりますので、ぜひご覧ください。
プログラミング書籍の選び方(初心者)
図解が多い
初心者がプログラミングの概念を理解するためには、文字だけでは難しいという方が多いかと思います。図解があれば、イメージ的に効率よく理解することができます。
書籍を使った学習に取り組むのであれば、図解が多い書籍がよいでしょう。
練習問題が含まれている
これも非常に重要なポイントです。プログラミングは、書籍の学習のみで習得できるものではありません。少なくとも、一般的な人であれば、書籍を何冊読んだところで「難しい」というイメージしかなく、ほとんど頭に残っていないかと思います。
少し説明を読んで、すぐに実際の練習問題(パソコンでコードを書く問題です)に取り組むことで、プログラミングの実際の動きや凄さ、面白さが体験できます。
人によっては、書籍を少し読み大まかに理解したあと、すぐにYouTubeやインターネット上のサンプルコードなどに取り組むのもよいでしょう。その後、書籍に戻って読み始めるとスラスラと理解ができるはずです。
Amazonのレビュー数、平均評価
これはいうまでもありませんが、Amazonのレビュー数や平均評価は参考にしたほうがよいでしょう。長らく続いているシリーズは一般にレビュー数、平均評価ともに高くなる傾向があり、良書であっても新規の書籍が発見し辛いという点はありますが、まずはレビュー数や平均評価の高い書籍を候補にするほうが、無難でしょう。
学習を継続するためのコツ
プログラミングの学習は継続しなければ、習得することはできません。
学習を継続することは簡単なことではなく、世の中の永遠のテーマなのかもしれません。「毎日、時間を決めてやる」や「計画表を作成する」など、オーソドックスな方法もありますが、まずはモチベーションの維持です。
モチベーションが保てなければ、やる気が起こらず学習が苦痛なものになってしまいます。
プログラミング学習に関して、わたしがおすすめする取り組み方法は下記の通りです。
プログラミングの面白さを感じよう
人間は面白いことには、自発的に取り組めるものです。プログラミングの面白さと高い将来性、この両方を体感できれば大きく学習が捗ると思います。
インターネット上にある「Pythonでゲーム作成」でも何でも構いません。また、世界中で大人気のゲームソフト「マインクラフト(PC統合版)」でも少しPythonコードを書けるようになっています。
ぜひ、プログラミングの面白さを感じて、将来性の高いPythonを身に付けるようにしましょう!
Python学習におすすめの本
番外:入門の超良書
いちばんやさしい Python入門教室
初心者向き
プログラミングの入門編として非常にわかりやすい説明で書かれています。また、カラー版のため説明用の記号と構文の区別も直観的に理解できます。「プログラムとは命令文」という超初歩的な説明から入っているため、全く学習経験のない方でも抵抗は少ないでしょう。ただし、あくまで入門編です。Python学習の入り口に最速で到達するための教本という感覚で捉えてください。
おすすめの5冊
※順不同です
1週間でPythonの基礎が学べる本
初心者向き
教本全体の分量を7分割にし、それぞれ1日分の学習を行うことで、1週間でPythonの基本を身に付けることを目的とした教本です。適度にイラストが活用されていたり、問題と解説が含まれていたりと、非常に分かりやすい構成になっています。短期間で基本を身に付けたい方。具体的な目標を立てることで学習効率が高まる方にはおススメの本です。
スッキリわかるPython入門 (スッキリわかる入門シリーズ)
初心者向き
スッキリわかる入門シリーズのPython版です。完全に初心者をターゲットにした教本で、これまでプログラミングの学習経験がないが、プログラミングに挑戦してみたい方。または、過去、学習したことがあり挫折した方におススメの本です。このシリーズに共通して、何名かの登場人物が設定されており、会話方式で分かりやすく説明されています。ただし、中級者の方には物足りないでしょう。
シゴトがはかどる Python自動処理の教科書 単行本
初心者向き
学習者のタイプにも寄りますが、Pythonの「実践」に特化した良書。個人的には一番好みの構成です。
じっくりと知識的な学習を行うことが苦手な方。例えば、「少し流し見したらすぐに試したい!」という行動的な方には最もおススメです。ExcelやWebブラウザ、メールなど、日常的に業務で使うソフトウェアを実際に動かしながらPythonを身に付けます。また、プログラミングで動かした!という感動・実感がすぐに体感できるため、挫折もし難いのかな、と思います。一方で、「このコードで、なぜこう動く?」と深堀するタイプの方や、知識的な学習を優先したい方は、別の教本がよいのかもしれません。
独習Python
初心者向き
プログラミングの初心者向けに作られた教本。構成としてはイラストと説明部分のバランスが非常によく、プログラミングの基本を身に付けることができます。個人的には好みの構成ですが、やや初心者には難しいかもしれません。
余談ですが、わたしがPythonを学習するために最初に購入した本がこちらです。
(VBAやRPAなどで初歩的なプログラミング知識は持っていました)
独学プログラマー Pthon言語の基本から仕事のやり方まで
初心者向き
プログラミングの教本として、かなりの良書です。ただし、よくある初心者向けの書籍(イメージしやすいイラストが多用されている等)といった構成ではありませんので、中級者向けと考えてよいと思います。
これまで、何らかのプログラミング言語に触れたことがある方。または、プログラミングに苦手意識がない方には一番おススメの本です。例えば、プログラミングの学習経験がなくても、Excelの関数などを抵抗なく活用できたという方は、この本にチャレンジしてもよいと思います。
Pythonに限らず、プログラミング的思考の基礎を身に付けることができます。
プログラミングのような高価値のスキルが得られることを考えれば、書籍とはもの凄く安いものです。また、各教本は初級者をターゲットにしていたり、次のステップをターゲットにしていたりと、構成が異なってきます。
基本、プログラミングの分野で活躍している人は、1冊のみで学習を終えた訳ではなく、何冊もの教本からスキルを身に付けています。本気でプログラミングに取り組みたいのであれば、数冊は購入するつもりで、まずはファーストステップの1冊を選びましょう。
Amazonの読み放題サービスの紹介
今回、紹介した5冊は読み放題の対象になっていませんが、Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」に加入すれば、様々な書籍を読むことができます。
初回30日間は無料で体験することができますので、ご関心のある方はぜひお試しください。
現時点で下記のようなプログラミング関連書籍も読み放題の対象となっています。2021/09/21時点
※読み放題対象書籍は、随時、変更になります。