VBA│計算式で使う記号。すべての四則演算の参考コード（演算子）も紹介

今回の記事は、算術計算の基本となる「足し算」「引き算」「掛け算」「割り算」の際に使う『算術演算子』についてです。

加減乗除は、すべての計算の基本となる学問となりますので誤って使ってしまうと、計算結果も間違ってしまいます。加減乗除には、計算の優先順位も存在するため、正しい計算結果を導けるように確実に抑えておきましょう。

基本的な算術演算子（+-*/）の使い方について、実際のVBAコードを紹介しながら説明します。

四則演算で使う算術演算子

この章では、四則演算で使う算術演算子のVBAコードを紹介します。

どれも基本的なVBAコードとなりますので、覚えておきましょう。

四則演算	VBAで使用する記号
足し算（加算）	+
引き算（減算）	–
掛け算（乗算）	*
割り算（除算）	/

ご覧の通り、VBAの四則演算で使用する演算子（記号）は、Excelの数式で使う演算子と同様です。

足し算（加算）

足し算「3足す4」を実行するVBAコードです。

Sub Sample()

Dim goukei as long

Dim goukei = 3 + 4

MsgBox goukei

End Sub

引き算（減算）

引き算「5引く2」を実行するVBAコードです。

Sub Sample()

Dim goukei as long

Dim goukei = 5 – 2

MsgBox goukei

End Sub

掛け算（乗算）

掛け算「2掛ける7」を実行するVBAコードです。

Sub Sample()

Dim goukei as long

Dim goukei = 2 * 7

MsgBox goukei

End Sub

割り算（除算）

割り算「8割る4」を実行するVBAコードです。

Sub Sample()

Dim goukei as long

Dim goukei = 8 / 4

MsgBox goukei

End Sub

あとがき

今回の記事では、VBAで四則演算を実行するためのコードを紹介しました。

四則演算は、最も初歩的な内容となりますが、実際のプログラミングでは、単発の計算だけを行うシーンは多くないでしょう。

基本的な四則演算と合わせて、論理記号（<,>.=など）や計算の優先（実行）順位、除算における商と余りの取得なども抑えておく必要があります。

それらについても、後日、当サイトで紹介します。