国内でもテレワークが活性化してきたことに伴い、会社のノートPCをご自宅に持ち帰る機会が増えた方も多いと思います。
継続的に在宅勤務をするのであれば、ノートPCの充電器もご自宅に置いておけばよいのですが、断続的に在宅勤務をする場合には、その都度、ノートPCと共に持ち帰らなければならず、多少、手荷物が嵩張るかと思います。
また、ノートPCの純正の充電器を忘れた場合、会社に取りに行った経験をされた方もいらっしゃることでしょう。
あまり知られていないのですが、USB TypeCのポートを備えたノートPCであれば、ほぼUSB TypeCの充電器を使って充電することができます。
ノートPCをTypeCで充電するための要件
USB TypeCを使ってノートPCに充電するまえに、お手持ちのノートPCがUSB PDに対応しているか、必ず確認しましょう。通常、ノートPCの背面に製品のモデル名が記載されたシールが貼られていますので、製品番号等を用いてインターネットで調べてください。
ノートPCはそもそも、主に持ち運ぶことを視点に開発された製品であり、バッテリーも内蔵しています。
そして近年、パソコン周辺の接続機器の技術も発達しており、様々なデバイスで共通規格となりつつあるUSB TypeCは、映像・音声の出力から充電まで、色々な用途を満たす便利かつ優秀な規格です。
最近のノートPCには、多くのモデルでUSB TypeCポートが搭載されており、基本的にUSB PDに対応した充電器であればTypeCのケーブルで充電することができます。
ただし、ノートPCと充電器がUSB PDに対応していても、充電器の出力ワット数が少なすぎる場合には、充分な電圧が得られません。ケーブルを接続しても反応しなければ充電器側の電圧不足が考えられます。
同様にUSB TypeCのケーブルもPDに対応している必要があります。
整理:USB TypeCで充電するための要件
ノートPC
充電器
USB TypeCケーブル
上記の3点すべてUSB PDに対応している必要があります。
充電器を忘れた場合に限らず活用
今回の記事のタイトルでは、ノートPCの充電器を忘れた場合の知識としていますが、わたしの場合は移動先にはノートPCの純正の充電器は持ち歩きません。
移動先では、USB TypeCのみで充電しています。最近は、Ankerから超小型のUSB PD対応の充電器が発売されていたり、さらに便利なUSB PD規格を満たした高出力のモバイルバッテリーすらあります。
もちろん、出力の要件を満たしていれば、ノートPCをモバイルバッテリーで充電することも可能です。
(ノートPCの場合は大容量タイプが必要なため、重量感はあります)
テレワークが多くなりつつある現在、手荷物をスマートに整理しましょう。
PD対応充電器の紹介
45W出力
PD対応の充電器は数多く発売されていますが、今記事では、実際にわたくしが使っているAnker製の2点を紹介したいと思います。
どちらも45WのPD充電対応で、スマホやタブレットはもちろん、Chromebookやノートパソコンも充電することができます。
PowerPort Atom III Slim (Four Ports)については、計4つのポートがありますが、PD対応は1口のみ(USB-TypeC)です。持ち運びを考えるなら、Nano II 45W 、 固定して使うならPowerPort Atom III Slim (Four Ports)と考えてもよいでしょう。
60W以上の高出力
わたしのパソコンの使い方は一般的な事務作業で、動画編集などは行いませんので45Wで充分ですが、基本的に、動画編集の場合には電力を使いますので、より高出力の充電器がよいかもしれません。