パソコンには様々なソフトウェアがインストールされています。
実際にインストールされているソフトの一覧を表示してみると、Windowsを構成するシステムに関するソフトだったり、機能がよく分からないソフトなど、日常的に使ううえで、ユーザーが認識していないものがほとんどです。
特に影響がなければよいのですが、パソコンを使っている最中にポップアップなどの表示を発するソフトウェアの場合、とても気が散ってしまいます。
「このソフトウェアなに?インストールした覚えがないんだけど・・」の代表的な存在McAfee。
今回の記事では、ユーザーが認識しないままパソコンにインストールされることが多く、パソコンの画面にポップアップ表示も発してしまう「McAfee Security Scan Plus」について紹介します。
McAfeeは、健全なセキュリティソフト・ハードウェアの会社で、コンピューターセキュリティの分野では世界一の規模を誇ります。
本社の所在地はアメリカ合衆国のカリフォルニア州。あまりよいイメージがないと思われるMcAfeeですが、実は、れっきとしたセキュリティ関連の会社なのです。
また、McAfeeは、Amazonでもセキュリティソフトとして取り扱いされています。
今回の記事のテーマになっているMcAfeeのSecurity Scan Plus。
Security Scan Plusは、フリーソフトウェアで下記の働きをします。
パソコン上のセキュリティ保護の状態を監視し、セキュリティ製品によって保護されていない場合に警告を表示するフリーソフトウェアです。
ご利用のパソコンがセキュリティにより保護されていない場合は、様々な脅威からパソコンを保護するため、セキュリティスキャンプラスよりマカフィーのセキュリティ製品をご紹介します。
McAfee公式ページより
つまり、お使いのパソコンのセキュリティ状態を診断し、その状態に応じて、McAfeeのセキュリティ製品を紹介するためのソフトウェアです。
一部のセキュリティソフトは、インターネットの脅威をユーザーに警告し、不安を煽って購入を促す手法を取ります。
Security Scan Plusに関しても、前節の「セキュリティ保護の状態を監視」の基準は分かりませんが、購入を促すことを目的としたソフトウェアであることは明らかのため、警告を真に受ける必要はないでしょう。
他に、何らかのセキュリティ対策を行っているのであれば、Security Scan Plusは不要と判断し、アンインストールしても大丈夫です。
ここまでの説明で、MCAfeeとSecurity Scan Plusに関しては、ご理解いただけたかと思います。
「そもそも、、Security Scan Plusをインストールした覚えがないけど、いつ入ったの?」
という疑問をお持ちの方は、このまま読み進めてください。
McAfeeのソフトウェアは、Security Scan Plusに限らず、購入時のパソコンにプリインストールされていたり、何らかのフリーソフトをインストールする際に、一緒に入ってくる場合がほとんどです。
一例を紹介しましょう。
PDFを閲覧するソフトで有名な「Adobe Acrobat Reader DC」。ご利用されている方も多いはずです。
実は、Adobe Acrobat Reader DCをインストールするページでは、標準設定でMcAfeeのSecurity Scan Plusもインストールされるようになっています。
Adobe Acrobat reader DCは、画面右側の青いダウンロードボタンをクリックするのですが、実は画面中央にはMcAfeeのインストール確認項目があり、デフォルトでチェックがされているのです。
McAfeeのSecurity Scan Plusは、この経路でインストールされたケースが多いと思います。