ノートパソコンを外に持ち出すとき、充電ができる環境があれば安心ですが、環境が不確かなときには、パソコンの充電に対応したモバイルバッテリーがあると安心です。
スマホ用にモバイルバッテリーを持っている方は多いかと思いますが、すべてのモバイルバッテリーでパソコンの充電ができる訳ではないことをご存じですか?
モバイルバッテリーでパソコンを充電するためには、モバイルバッテリー側とパソコン側が、それぞれ条件を満たしていなくてはいけません。
この記事では、モバイルバッテリーでパソコンが充電できない場合に確認することを紹介します。
モバイルバッテリーでPCを充電する条件
モバイルバッテリーとパソコン側。それぞれの条件を説明します。
モバイルバッテリー側の条件
パソコンを充電するためには、「PD出力対応」かつ「高出力」のモバイルバッテリーが必要です。
PD出力対応
PD出力とは、PowerDeliveryという電力供給の規格のことです。よくスマホを充電するためのUSB充電器にも表記されていますので、ご覧になったことがある方も多いでしょう。
パソコンを充電するためのモバイルバッテリーは、PD出力に対応していることが1つ目の条件です。
高出力であること
パソコンは、画面の大きさや機能から考えても、スマホよりも電力を使うことは容易に想像できるでしょう。これは電源供給の点でも一緒です。パソコンを充電するためには、高出力のモバイルバッテリーが必要です。これが2つ目の条件です。
そのため、スマホ用に購入した大半のモバイルバッテリーではパソコンの充電は難しいかと思います。
おそらく、スマホ充電用のモバイルバッテリーは、持ち運びやすいものを選んでいるかと思いますが、パソコンを充電するためには、20,000mAh前後の大容量タイプが主流です。
そして、肝心の出力は45w~60w以上が求められます。
参考:20,000mAhモバイルバッテリーのサイズ感
普段、わたしは外で仕事をすることがほとんどのため、パソコン用のモバイルバッテリーも持ち歩いています。充電ができる環境であれば、USB充電器を使いますが、どこでも仕事をするためには、モバイルバッテリーは必携です。
カフェなような場所で電源がある席が取られていても、仕事ができるからです。
参考までに、わたしが使っている製品を写真で紹介します。
最初の写真の真ん中がパソコンも充電可能なモバイルバッテリーです(20,000mAh_PD60W)。
持ち運びスタイル
ご覧のように、パソコンを充電するためのモバイルバッテリーは大型のため、わたしはパソコン用バッグとは別に、手提げのポーチを使っています。USB用充電器と併せて、ちょうど収納できるくらいの小さなポーチです。
参考までに、この記事で紹介した製品を紹介しておきます。
パソコン側の条件
パソコン側の条件は1つのみ「PD充電に対応していること」です。
最近のノートパソコンはほとんどの機種が、USB TypeCのPD充電に対応しています。ご自身のパソコンが対応しているか、確認してみましょう。
なお、前節で説明の通り、パソコンのPD充電に必要な出力は、一般的に「45w以上」か「60(61)W以上」が多いです。
その他の条件
今回の記事の趣旨とは少し違うとも思うのですが、補足しておきます。
上記の説明は、モバイルバッテリーもパソコンも故障していないことが前提です。なお、充電するためのUSBケーブルもPD充電に対応している必要があります。
あとがき
今回は、「ノートパソコンをモバイルバッテリーで充電できない」について記事にしました。
実はこの内容は、インターネットでよく調べられているテーマでもあります。ノートパソコンを外に持ち出して仕事をする機会は、年々、増えているのでしょうね。
ご自身のご希望にあったモバイルバッテリーが見つかれば幸いです。