2023年3月、OpenAIは最新の言語モデルGPT-4を公開しました。日本国内においても、ChatGPT Plus(月額20ドル)に加入することで使用することができます。
ただし、現在のところGPT-4の利用には回数制限が設けられており、無制限に使えるわけではありません。世界中で注目を集めるGPT-4は多くのユーザーに利用されており、OpenAIが回数を制限しサービスの品質を維持していると思われます。
今回は、ChatGPTの最新の言語モデルGPT-4の最新の利用・回数制限について紹介します。
記事更新日:2023年10月
OpenAIが開発したGPT-4は、自然言語処理に特化した人工知能のモデルです。現在、ChatGPTの有料版であるChatGPT Plusのユーザー向けに試用版が提供されています。
ChatGPT無料版の言語モデルGPT3.5と比べると、GPT-4はより複雑な自然言語処理にも対応できるようになっています。そのため、多くの企業や研究機関が注目しており、需要が高まっている状況です。
OpenAIがGPT-4の利用制限を設けた理由は、GPT-4の処理能力が非常に高く、多くのユーザーからの問い合わせに対応することが困難になったためです。また、GPT-4の処理能力を維持するためには、膨大な量のコンピュータリソースが必要となるため、OpenAIが維持できる範囲で利用制限を設けることが適切と判断されたのです。
2023年4月現在、GPT-4の利用回数の制限を超えると下記のようなメッセージが表示されます。
・利用回数の制限に達した場合のメッセージ(数時間で回復します)
利用回数の制限条件は適宜調整がされているため明確ではありませんが、「1日に〇回」ではなく「〇時間に△回」のように設定されています。
リリース当初は「4時間に100回」の制限だったものが、2023年4月時点では「3時間に25回」まで減少しました。
その後、当記事更新時点(2023年10月)では3時間に50回にまで改善しています。
・言語モデルでGPT-4を選択した場合、「GPT-4は現在、3時間ごとに50メッセージの上限が設定されています」の注意書きが表示されている
やむを得ない制限とはいえ、当サイトのように常時、ChatGPTの検証を続けているユーザーにとっては少しだけ痛手です。
ChatGPTは非常に高度な文章生成能力や文章理解力を持っており、さまざまな用途で活用することが期待されています。
特に、最新の言語モデルGPT-4はビジネス活用はもちろん、テクノロジーやAIへの関心が高い個人でも加入者は増加すると思いますので、引き続き利用制限の調整は行われていくでしょう。
また、新機能が提供された場合などは、より制限が厳格化される可能性もあります。ChatGPTが一時のブームで終わることは、絶対にありません。
今回は、世界を賑わしているGPT-4の利用制限について記事にしました。
AI技術の進化は止まることなく、ますます多様な分野で応用されていくことでしょう。その一方で、GPT-4のようにユーザーが急増した際の利用制限やサービス維持の課題も浮き彫りになっています。
今後のGPT-4やその後続モデルの展開を見守る中で、利用制限の調整や新機能の追加、さらなる技術革新がどのように進化していくのか、興味深いポイントとなるでしょう。当サイトでは引き続き、GPT-4やChatGPTに関する有益な情報を発信していきたいと思います。