会社のミーティング時や顧客先での商談の際、会話内容を録音しておくと、議事録を作成するときや、後々、詳細な部分を再確認する際に、とても便利です。
今では、どのスマホにもボイスレコーダーの機能は搭載されていますが、個人のスマホを仕事で使うのは気が進まないもの。また、ボイスレコーダー専用機を買っても、荷物が増えバッテリーを気にしなければなりません。
さらに、録音データをパソコンに取り込む作業も増えてしまいます。
それよりも、会社からの貸与物、かつ、どのミーティング・商談時でも使っているパソコンで録音できれば、ベストではないでしょうか。Windowsには、標準機能として「ボイスレコーダー」が搭載されているのです。
この記事では、Windowsパソコンのボイスレコーダーアプリとその使い方について、紹介します。
Windowsのボイスレコーダー
Windowsパソコンのボイスレコーダー機能は、Windows10では「ボイスレコーダー」、Windows11では「サウンドレコーダー」という名称のアプリで使うことができます。
厳密には、ボイスレコーダーはWindows10と11で異なるアプリとなっていますので、それぞれ説明します。
Windows11のサウンドレコーダー(ボイスレコーダー機能)
近日中に追記
Windows10のボイスレコーダー
Windows10では「ボイスレコーダー」というアプリでボイスレコーダーを使うことができます。
01_起動
①検索枠で「ボイスレコーダー」と入力し検索
表示されたボイスレコーダーアプリをクリック ②はいをクリック ③ボイスレコーダーが起動する 02_基本的な使い方
①マイクのアイコンをクリックすると録音が開始される ②開始後はアイコンの表示が変わり、四角アイコンをクリックすると録音が停止する ここをクリックすると一時停止 ③録音の停止後は、このように音声データが生成されている ④左上に録音情報の詳細が表示される
中央の▷のアイコンをクリックすると再生される 録音情報の詳細:複数の録音データがある場合、左側にリスト形式で表示されます。それぞれの録音情報も表示されており、上のイメージ図は「2022/10/04に録音された00:33秒のデータ」という意味です。なお、後述しますが音声データの名前(今回は「レコーディング」)は変更可能です。
複数の録音データがある場合、リスト形式で表示される ⑤マイクのアイコンをクリックすると新たな録音が開始できる 以上がWindows10のボイスレコーダーの基本的な使い方です。次節では、その他の機能について紹介します。
03_マーカー機能
Windows10のボイスレコーダーには、任意の箇所を見つけやすくするマーカー機能があります。マーカーしておくと、後で再生する際に視覚的に見つけることができます。
なお、マーカーは録音中でも録音データ作成後の再生中でも追加・削除することができます。
①録音中に旗のアイコンをクリック ②クリックした箇所がマーキングされる
マーカーは何か所でも可能 ③録音後に、マーカーを削除することも可能(右クリック) 04_その他の機能など
共有
このアイコンで録音データを共有できる トリミング
トリミングとは、録音データのうち、任意の箇所を切り取って新しい録音データを作成することです。
①トリムのアイコンをクリック ②両端の黒丸を左右にスライドしトリミングする
最後に保存アイコンをクリックする トリミングをして保存アイコンをクリックすると、録音データが上書きされます。
削除
①削除アイコンをクリック ①削除する録音データが正しいか確認し、OKをクリック 削除する際には、十分にお気をつけください。
名前の変更(リネーム)
①名前の変更のアイコンをクリック ②任意の名前を入力し、名前の変更をクリック その他
①メニュー項目の右端にはその他のメニューがある ②マイクをクリックするとマイクの設定画面が表示される ③ファイルの場所を開くをクリックすると保存先のフォルダが開く 保存先のフォルダでは、録音データをコピーしたり、名前の変更や削除も可能です。録音データをバックアップしたい場合には、保存先のフォルダから任意の音声データをコピーし、別のフォルダへ保存します。